2006年11月09日

旧司法試験合格発表!!

旧司法試験(法科大学院に行かずに、これまでと同様、独学で勉強を重ね、一発勝負に掛ける司法試験)の最終合格発表が、先程された。
私は、辰己法律研究所で、専任講師をしている関係で、早速合格者名簿がファックスで送られてきた。

長年、短答小教室という、司法試験の足きり試験が突破できない連中が、最後のよりどころとして集うスパルタゼミを担当しているが、早速ゼミ生がいるかどうかを確認・・・

いたっ!!!!
いたっ!!!!
いたっ!!!!

ざっと見たところ、3人も最終合格を果たしていた。

今年は、法科大学院卒業生による、新司法試験により、1000人程度の合格者が既に出てしまったために、旧司法試験の合格者は、500人にまで絞られた。合格率は、実に1.53%の狭き門。
「この競争率の中で、よくぞ勝ち抜いたっ!!心の底から褒めてやりたい!!」
まさに、そんな心境だ。

私のゼミからは、例年3人ずつの合格者が出ているものの、今年は先に述べたように、さらに狭き門になったため、どうしたものか・・・と思っていたが、また今年も旧司法試験だけで3人の合格者を排出できたことは、実に嬉しい。新司法試験合格者も含めると、4名の合格者が今年、私のゼミ出身者から生まれたことになる。

本日合格された諸君、
心の底から、おめでとう!!!

投稿者 ono : 18:33 | コメント (2)

2006年09月22日

新司法試験合格発表

昨日、法科大学院既習者コース卒業の1期生の方々の、新司法試験の合格者の発表が行われた。
法科大学院設立当初、卒業生の7~8割を合格させようと言っていたのが、結局48%の合格率。
約1000人の積み残し(不合格者)が、翌年の試験に送られることになる。
さらに、来年は、未習者コース卒業生も受験に加わるため、さらに狭き門になることが予想される。
これでは、一体、これまでの司法試験とどこが違うのか・・・

などと言われそうである。

そうはいっても、「48%」の合格率は脅威である。法科大学院に合格しさえすれば、2人に1人は司法試験にとおり、法曹になっていくわけだから・・・
ある意味、恐ろしい話である。

自分で言うのも何だが、「あの、難しい司法試験に通ったからこそ、弁護士はある程度信頼される」という、弁護士社会の基礎のようなものが、実際に弁護士をしていると感じられる。
私のころは、合格率は、「2%」である。

大学院別の合格者をみると、やはり、これまでの司法試験の伝統校が強く、新規参入の大学は、合格者が1人いるかいないかといったところ。そうすると、世の中の風潮は、有名大学の法科大学院へ行くための競争が激化されることになろう。学生時代におちおちと遊びながら、社会勉強をしている暇もなさそうだ。社会のあらを飯のタネにする弁護士が、社会勉強の経験もしないで、ただペーパー試験だけ得意で、紛争解決になるのだろうか・・・

親も大変である。各種予備校への学費稼ぎ(大学入学、大学院入学、入学後のダブルスクール代、新司法試験対策の予備校)に、これまで以上にあくせく働かなくてはならなくなりそうだ。むしろ、一発勝負のこれまでの司法試験の方が、親も受ける本人も、潔くっていいのではなかろうか。

今ひとつ、この制度、腑に落ちないのは、私だけではあるまい・・・

とはいえ、合格された皆さん、本当におめでとうございます。

投稿者 ono : 16:17 | コメント (0)

2004年11月22日

司法試験

先日、10日に司法試験の最終合格発表があった。
1483名の法曹の玉子が誕生した。私のころの倍の人数が合格した。
法曹人口の増加をねらう法務省の意向が本当に実現された。

さて、私は、辰巳法律研究所という司法試験受験予備校で専任講師をしていることもあり、自分の教え子たちの発表が気になって仕方がなかった。ふたを開けてみると、

昨年の私のゼミから1名、1昨年の私のゼミから2名の最終合格者が出た。
正直、嬉しい限りである。

司法試験は、短答、論文、口述と3段階をパスしなければならないが、私のゼミというのは、最初の短答試験すら受からない連中が、藁をもすがる思いでくるような、そんなゼミである。最後の砦というか何というか、この業界から言えば、劣等生の部類である。

そんな彼らが一生懸命ゼミに付いてきて、短答に合格するようになり、論文もパスして、最終合格の栄冠を手に入れたのだ。講師としては、それに勝る喜びはない。

彼らは、発表以前は虫けら同然の扱いが、一夜明けると立派な「先生」である。人生が180度回転する瞬間である。私も同じ経験をしたが、何とも不思議な世界であり、自分がしっかりしないと、自分を見失いかねない危険なところもある。

私としては、私の指導により合格できたと言ってくれる人を一人でも多く増やし、将来事件の相手方として相まみえたときに、「弁護士になれたのは誰のおかげだ?」と一言言って、有利な和解を勝ち取ることを計画しているのである(笑)。

投稿者 ono : 22:30