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2005年02月15日
埼玉医科大学の報道について
埼玉医科大の講師が学生に学外で卒業試験の特別指導をして多額の現金を受け取り、懲戒解雇された問題で、同大が、卒業内定を取り消した学生2人に自主退学して再入学試験を受けるよう勧めていたことが分かった。拒否した学生は除籍となり、もう1人の学生は試験を受けて合格し、6年生として今春再入学する。大学側は「本人の将来を考えて再入学試験を受けるよう勧めた」としているが、授業料や入学金などを改めて徴収する狙いがあった可能性もある。
上記のような報道が、今日の朝夕刊で記事化された。
この大学の問題点は、このような不正が行われたこともそうだが、対象の学生に対して、懲戒処分を行うわけでもなく、「自主退学」を勧めて、再入学を誘う点にある。
かくいう私も、実際に埼玉医科大学相手に裁判をやっている。
こちらの裁判は、自主退学を強要された上、大学側から再入学の途を勧められ、卒業できると喜んだ母親がお礼として現金を渡したにも拘わらず、再入学試験で不合格の通知を出し、さらに大学から「もう一度再入学試験を受けろ」と勧められ、今度こそとお礼として現金を渡すも不合格にされ、さらに大学から「もう一度受けてみろ」と勧められ、いよいよおかしいと気付いたその学生と母親が大学相手に、退学の無効を訴えて、学生の身分を認めろという裁判を起こしたものである。
大学側は、「もらったお金は返すつもりだった」と言うものの、母親からもらってから数年も経ってから、しかも、自宅ポストにこっそりと現金を放り込むという有り様であり、全く筋が通らない弁解ばかりをしていた。
結局第1審では、大学側が、「退学」と言っておきながら、途中で主張を変え、在学期限徒過による「除籍」の主張をし、裁判所がその主張を受け容れてしまった。全く不当な判決である。
私は、控訴審からこの事件に拘わっているが、埼玉医科大学のやり方は全く筋が通っておらず、「除籍」の主張自体が失当であるとして、争っている。自主退学させてから、8年も経ってから「除籍」などと言い出すのである。
こちらの裁判は、今月17日、東京高等裁判所825号法廷で、午後2時から開かれる。今回は、証人申請等大詰めを迎えるところでもあり、数多くの傍聴者に見学に来ていただきたいと思っているし、これを機に、同大学から不当な取扱いを受けて、自主退学を強要され、卒業できなかった人たちからの支援を仰ぐ次第である。是非、私宛に連絡を下さい。
投稿者 ono : 16:50
2005年02月08日
携帯のワンクリック詐欺について
最近、携帯のワンクリック詐欺についての相談が非常に多いので、まとめてコメントしておきます。
「民法699条にて訴訟しました。裁判所より訴状、呼出状が届きます。記載日に裁判所へ出廷下さい」とか、「最終警告」といって「○○の口座までまで振り込め」とか、「料金回収部より電話番号を元に弁護士より携帯電話会社へ契約者情報開示依頼・所在調査のうえ、内示請求証明等を利用した直接ご請求法へと変更させていただきます」などと言った脅迫的な内容で、メールや電話が来ることがあります。
絶対に取り合わないでください。相手は、こちらの住所も名前も分からずに、闇雲に請求してきます。メールの場合は、絶対に返信しないで、受信拒否の設定をしてください。
電話の場合は、最初は相手が誰かわかりませんので出てしまうと思いますが、「そんな事実はない」と突っぱねてください。相手は、急に怒鳴り声を上げて脅してきますが、勇気を持って電話を「ガシャッ」と切ってしまいましょう。すぐさま、また、かかってくるかも知れませんが、絶対に出ないことです。後は、着信拒否の設定をしてしまいましょう。
そもそも、こんな事件に手を貸す弁護士などはおりません。法的に見れば、仮にクリックをしてそのサイトに到達したとしても、それで会員登録されて料金が発生するなどということはあり得ないことなのです。
最近、「無視をしろ」というアドバイスに忠実に従いすぎることを利用して、本当に少額訴訟や支払督促などの裁判を起こす業者が増えているとのことです。確かに、こんな裁判手続を利用されてしまい、裁判所からの呼出を無視すると、欠席判決を取られて、負けてしまうことがあります。しかし、裁判所からの呼出に応じる限り、相手に勝ち目にありません。従って、裁判所からの正式な書類を受けとったときに、初めて弁護士のところに走り、対処してもらうことが必要になります。
相手は、特に携帯でそういうサイトへ行っていなくても、メールなり電話なりをしてきます。例えば、携帯の特定の機種を購入した人間のリストなどをもとに、「お宅さんがお持ちのFOMA○○○○の機種についてのことですが・・・」などと始まり、「1月の中旬くらいに、アダルトサイトを見ませんでしたか。」などとカマをかけ、「知らない」というと、逆上して怒鳴りまくるなどという手口があります。
これは、今日、私が実際に電話で受けた内容です。
「電話する相手をよく調べてからかけなさい」と一言残して「ガシャッ」と切ったら、すぐさま電話がかかってきました。もちろん出ませんでしたが、その後は今のところかかってきません。
私の場合は、仕事柄まったくびびることはありませんでしたが、「これは素人だったら、びびるだろうなぁ」という位の凄い脅しようでした。全く、あほらしい限りです。
もう一度言います。裁判所から、正式な書類がくるまでは、一切無視です。正式な書類は、葉書などではきませんし、封書でも普通郵便では来ません。正式な書類かどうかの一つのメルクマールにしてみてください。
投稿者 ono : 16:38