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2004年11月22日

司法試験

先日、10日に司法試験の最終合格発表があった。
1483名の法曹の玉子が誕生した。私のころの倍の人数が合格した。
法曹人口の増加をねらう法務省の意向が本当に実現された。

さて、私は、辰巳法律研究所という司法試験受験予備校で専任講師をしていることもあり、自分の教え子たちの発表が気になって仕方がなかった。ふたを開けてみると、

昨年の私のゼミから1名、1昨年の私のゼミから2名の最終合格者が出た。
正直、嬉しい限りである。

司法試験は、短答、論文、口述と3段階をパスしなければならないが、私のゼミというのは、最初の短答試験すら受からない連中が、藁をもすがる思いでくるような、そんなゼミである。最後の砦というか何というか、この業界から言えば、劣等生の部類である。

そんな彼らが一生懸命ゼミに付いてきて、短答に合格するようになり、論文もパスして、最終合格の栄冠を手に入れたのだ。講師としては、それに勝る喜びはない。

彼らは、発表以前は虫けら同然の扱いが、一夜明けると立派な「先生」である。人生が180度回転する瞬間である。私も同じ経験をしたが、何とも不思議な世界であり、自分がしっかりしないと、自分を見失いかねない危険なところもある。

私としては、私の指導により合格できたと言ってくれる人を一人でも多く増やし、将来事件の相手方として相まみえたときに、「弁護士になれたのは誰のおかげだ?」と一言言って、有利な和解を勝ち取ることを計画しているのである(笑)。

投稿者 ono : 22:30