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2004年07月29日

戦争経験者との価値観の違い

昨日、妻と話しをしていたところ、戦争を経験している方の価値観は厳しいし、見習わなければいけない・・・というような話になった。

私の周りに戦争経験者は殆どいないが、大学時代に韓国の留学生と同じゼミ員になったことがあり、彼は徴兵経験者だった。
「日本の学生は、遊んでいるようなものだし、価値観がとても甘い。私は徴兵を経験してから日本に来たので、つくづくそう思う。」などと言っていたが、徴兵制のない日本で生まれ育った私としては、今ひとつピンと来ない。そして、面白い話を思い出した。
私が受験生時代に、戦中に司法試験(当時は、高等文官司法科試験)に合格し、裁判官を経験した後、学者になった先生から話を聞いたことがあった。
彼が言うには、「当時は学徒動員の時期で、司法試験に受かれば戦地へ兵隊としていくことはないが、受からなければいつ動員されて、戦地へ赴かなければならないかわからない。戦地へ行けば間違いなく死ぬわけだから、私たちは命がけで勉強したんだ。どうも君たちを見ていると気迫が足りない。」だそうだ。

一緒にされてもなぁと思いつつ、また、そういう状況のない現在において如何に自分を追いつめていくかの難しさを感じたものだった。

時代の違いを無視して、当時の価値観を現在の私たちに押しつけられるのは腹が立つが、そういう時代を生き抜いてきたということに対しては、素直に尊敬する。

再び、そんな時代に戻らないことを祈るばかりである。

投稿者 ono : 2004年07月29日 23:14